唐突に、僕青でエイプリルフールネタ。
※本編とはなるべく切り離してお楽しみ下さいませ。

 

 

 

 

「僕は、君が嫌いだ」
「あら、私のこと嫌いなの?」
僕の言葉に、君は微笑んだ。とても優しくて、少し大人びた笑顔。
僕にしか向けられない、僕の大好きな笑顔。
「大嫌いなんだ。だから、もう一緒にいないことにする」
「そう、そうなのね」
露草はおかしそうに笑って、何度か頷いた。その反応に、僕は少しだけ怒る。
「なんで笑うのさ」
真面目に聞いて欲しい。言葉の裏側まで気付いて欲しい。
なのに露草は笑う。反応だって軽いものだ。僕の気持ちなんて知りもしないで。
どんな気持ちで僕が『告白』しているのか、知りもしないで。
「だってあかがねくん、」
露草は言う。大人びた笑顔で、僕に言い聞かせるように。
「エイプリルフールだもの、そのままひっくり返せば、貴方がどれほど私を好きか、伝わるんだもの」
僕は、君が嫌いだ。
(僕は、君が好きだ)
大嫌いなんだ。だから、もう一緒にいないことにする。
(大好きなんだ。だから、ずっと一緒にいることにする)
「嬉しいわ。そんなに私のことを好きでいてくれるなんて」
「・・・っ、・・・!」
頬が一気に熱くなって、見事な赤色になっていることが瞬時にわかった。
露草はとても嬉しそうに笑って、
「私も、あかがねくんのこと、好きよ。大好き。ずーっと、一緒にいたいわ」
僕にとっては恥ずかしくて、嘘で固めないと言えないことを平気な顔で告げるものだから。
「・・・あ、りがとう・・・」
ああ、僕はこの女の子には、永遠に負け続けるんだろうな、とか。
でも、それでもいいか、君が笑ってくれるなら、とか。
そんな下らないことを、どこまでも青い空を見上げながら、思った。

fin.

 

 

 

あかがねくんと露草霞ちゃんは本当にお気に入りのカップル。
カップル・・・? うん、カップルなんだ・・・きっとそうなんだ・・・。
(作者でも若干不安になるこの2人の関係性\(^o^)/)

元ネタの「さよなら、僕の愛しい青」は
現在アリスブックス様での委託販売のみとなっております!
しかも在庫数残り数冊! もうこれは買わねば! ですね!(`・ω・´)ゞ

アリスブックス様へは以下のリンクからどうぞ。
他の既刊もございますので、合わせてご覧頂ければ幸いでございます(´∀`*)
ブックシェルフ病棟 委託販売一覧

ブログに小咄載せるのもいいかもしれませんね・・・(`・ω・´)

鈴藤サキ